みなさん突然ですが、鼻の下にある溝、何という名前か知っていますか?
そしてなぜ溝があるのか分かりますか?
意外と知らない方が多いのではないでしょうか。
目、鼻、まぶた、眉毛、眉間と様々なパーツがありますが、鼻の下の溝って意識することもほとんどなく無関心だったりします。
でもちゃんと名前や意味があるんです。
今回はそんな、あまり知られていない鼻の下の溝、名前やなぜあるのかなど詳しくご紹介していきます。
実は、生まれた時に天使がつけた跡とも言われているんですよ^^
いい機会です。ぜひ最後までご覧ください!
鼻の下の名前はなんていうの?
普段からあまり意識しない部分なので、名前の想像もつかないですよね^^;
でも濃い人や薄い人と様々で、個性がでる所でもあります。
この鼻の下の名前は、人中(じんちゅう・にんちゅう)といいます。
読み方はじんちゅう、にんちゅう、どちらでも大丈夫です。
辞書には【鼻と口との間にある縦の溝】と説明があります。
人の中と書いて人中ですが実はこの人中、お腹の中で出来る最後の部位になるんです。
生まれる前は半分に避けていて、それが最後にくっついて赤ちゃんが生まれます。
まさに人の中という表現がピッタリですね。
鼻の下の溝はなぜあるの?機能は?
名前は分かったけれど、なぜあるのか、肝心の機能は何なのでしょうか。
先程もお話しましたが、最初は裂けている部分。
お腹の中で成長していく過程で、だんだんと土手のように盛り上がりながらくっついていきます。
盛り上がりながら形成されるので、溝となって鼻の下に残っているんです。
ではどんな機能をもっているのでしょうか?
実は明確になっていないのですが、考えられている諸説があるのでご紹介します。
・発音にかかせない
人中があるから出せる音(発音)があるそうです。
・鼻を湿らせる
生物学的には人中はほとんどの哺乳類がもっていて、常に湿っている溝。
その湿りが呼吸と共に鼻に送られることで鼻の乾燥を防ぎ、嗅覚機能を維持しているそうです。
しかしサルや人間は、嗅覚よりも視覚に頼ることが多いので、だんだん薄くなり跡として残っているだけとも言われています。
確かに日常生活でも特に目立つこともないので跡かもしれませんが、多少であっても鼻の乾燥を防いでくれている、大切な部分なんですね。
鼻の下のくぼみの天使の跡とはどんな意味?
人中、実は天使の跡とも呼ばれているのはご存じでしょうか。
その理由をご紹介します。
ユダヤ神話のお話です。
そこに登場する妊娠や懐妊を司る神様ライラは、赤ちゃんの魂を母体にうつす役目を持っています。
赤ちゃんは母体にはいる前に人生を定められ記憶しますが、ライラが“シーっと”赤ちゃんの口元に手をあてると、もっている記憶が全て消され、その後誕生します。
そして記憶も新たに、一から人生を歩み出すのです。
シーっと指があてられた際にできた溝が、ライラのつけた天使の跡とも呼ばれるようになりました。
なんだか神秘的な話ですよね^^
ちなみに一部記憶が残ってしまうこともあるそうで、それがデジャブといった形で甦るそうですよ。
さいごに
今回は鼻の下の名前や機能、天使の跡と呼ばれる理由など詳しくお話してきました。
私は“にんちゅう”ということは知っていましたが【人中】と書くとは知らず驚きました。
体の中では小さく、もしかしたら一番関心をもたれない部分かもしれませんが、漢字や機能など知ってみると、面白い発見がありますね^^
天使の跡と呼ばれる理由も、もしかしたらそうなのかもしれない・・と考えてしまいました。
全てに意味があって存在するといいますが、人中もお母さんのお腹の中で守られながら成長できた証し。
誰かに聞かれたときは、そっと教えてあげてください。
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