今年(2023年)の春は雨が多く、GWなども例年より涼しく、過ごしやすかったですね。
涼しいまま夏を迎え、冷夏になるのでしょうか?
それとも、例年通りの猛暑になるのでしょうか?
今年の気温予想もあわせてご紹介します。
今年2023年の夏は涼しいのか?
冷夏とは、平年に比べると気温の低い夏のことをさします。
ここ数年猛暑というより酷暑が続いたので、ここらで冷夏がきてほしい気持ちもありますね。
※今年の夏は涼しく冷夏になるかもしれないと予想されていましたが、最近の天気予報では猛暑になる可能性が高まってきました。
冷夏になる兆候や前兆は、いくつかパターンがあるようです。
・夏季に高気圧が弱く、低気圧が優勢になる
・エルニーニョやラニーニャ現象の影響
・太平洋海面水温が通常より低い
・降水量が平均よりも多い
これらの条件が重なると、もしかしたら今年は冷夏になるかもしれません。
ただし、これらはあくまでも一般的な傾向であり、気候は変動しているので一概には言い切ることができません。
過去に冷夏だった年はいつ?気温は?
過去に日本で冷夏だった年は複数見られます。
1. 1993年(平成5年)の冷夏: 1993年の夏は全国的に冷夏となりました。
特に7月には全国的に低温が続き、北海道や東北地方では平年よりも平均気温が低くなりました。
2.2004年(平成16年)の冷夏: 2004年の夏も日本全体で冷夏となりました。
6月から8月にかけて平均気温が低く、特に北日本や東北地方で寒冷な日が続きました。
3.2009年(平成21年)の冷夏: 2009年の夏も日本全体で冷夏となりました。
特に北日本や東北地方、北陸地方では平均気温が低く、夏日が少なくなりました。
以上の年では、夏の平均気温が平年よりも低く、夏日(最高気温が25℃以上)の数が少なかったとされています。
ただし、地域ごとの特性もありますので、冷夏が必ずしも全国的な傾向として現れるわけではありません。
全国的に見ると、平年よりも気温が高い地域もあれば、平年よりも低い地域もあるということですね。
冷夏だとどんな影響がある?
冷夏になると、涼しくて平年より過ごしやすく、節電にもつながってメリットが大きいように感じられますね。
たしかに熱中症などの健康被害は、猛暑の年に比べるとリスクが低下するでしょう。
しかし、冷夏になると、おもに農作物への影響が大きいといわれています。
農作物は特定の気温範囲で最適な成長をするため、冷夏による低温や日照不足は生育に悪影響を及ぼします。
特に暖地性の作物や高温を好む作物にとっては、生育が遅れたり、収量が減ったりすることがあります。
このため、8月~お盆前後から野菜の価格が高騰するなどの影響が出ることもあるでしょう。
またレジャー関連、ビーチリゾートや屋外イベントなど、暑い気候を求める観光地やレジャー施設なども影響を受けるでしょう。
またエアコンや扇風機、夏物衣料品、ビーチ用品、アイスクリームやかき氷などの売り上げも低下する可能性があります。
やはりある程度気温が高く暑くないと、かき氷などはおいしくないですよね。
まとめ
上記のように、冷夏予想が当たったとしても、全国的に冷夏になることは少ないでしょう。
地域的にみると、平年通りの猛暑になるところもあれば、気温が低く例年に比べると過ごしやすくなる地域もあるでしょう。
そして冷夏の予測の的中率は、100%ではなく、猛暑が来ないとは限りません。
快適な夏を過ごすためには、暑さ対策をしっかりと行うことが大切です。
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