不知火(しらぬい)を買ったけど酸っぱくて食べられない。
どうすれば甘くなるんだろう・・
見た目はデコポンに似ているけれど、何が違うんだろう。
分厚い皮を簡単に剥く方法ってあるのかな・・と意外に疑問の多い果物です。
場所によって、時期によっては入手しづらいので、まだ食べたことのない方もいるのではないでしょうか。
今回は謎の多い不知火の、甘くする方法、由来やデコポンとの違い、皮を簡単に剥く方法など詳しくご紹介していきます。
果汁たっぷり甘くてジューシーな不知火の魅力を知って、ぜひ美味しくいただきましょう!
酸っぱい不知火を甘くする方法はある?
基本的には甘くてジューシーな不知火ですが、収穫した直後は甘味よりも酸味が強く、とても酸っぱいのが特徴です。
酸っぱい不知火を甘くする方法をご紹介します。
そのまま寝かせる
収穫直後の不知火は酸味が強いので、スーパーに並べることも出来ません。
そのため常温でそのまま寝かせておきます。
すると段々と酸味が抜けていき、甘味が際立ってきます。
家でも同様、まだ酸っぱいものはすぐに食べず常温で置いておきましょう。
2週間ぐらいすれば食べ頃になりますよ。
電子レンジで加熱する
実は果物の追熟には電子レンジも効果的です。
皮を向いた不知火を20秒から30秒ほど温めるだけです。
酸味のクエン酸は加熱により分解されるので、甘みだけが残ります。
加熱をしすぎると水っぽくなるので軽く温めるようにしましょう。
皮を揉む
果物が酸っぱいときは、皮の外側から揉みこんだり皮に傷をつけると、そこを修復しようとクエン酸が働き消費され、酸味がなくなっていきます。
皮ごと軽く揉んだら、数日おいてから食べてみてください!
果物の不知火の由来とデコポンとの違いは?
この不知火、不思議な名前ですよね。
名前の由来はやデコポンとの違いは何なのでしょうか。
不知火【しらぬい・しらぬひ】はオレンジとポンカンを交配して作られた品種で、綺麗なオレンジ色をしています。
実はあの有名なデコポンの正式名称が【不知火】なんです!
ではどうして名前が分かれているのでしょうか。
不知火の中でも【糖度が13度以上・クエン酸が1%以下】のものがデコポンとして出荷されます。
つまり不知火より甘さが強く、一定基準をクリアしたものだけがデコポンとなります。
また、見た目のボコっとしている姿が【オデコのあるポンカン】とされ【デコポン】と呼ばれるようになりました。
大きくて甘味が強く果汁たっぷりのデコポンは、日本だけではなく海外でも人気があります。
不知火もデコポンほど甘味は強くありませんが、十分な糖度とビタミンなどの栄養価も豊富で重宝されています。
不知火の簡単な剥き方は?
とても甘くて美味しい不知火ですが、皮は厚めで剥きづらそうですよね。
不知火は【みかんの皮のように剥く】ことがオススメです。
実は手で、簡単に剥くことができます!
上のボコっとした部分から、下に向かって皮を剥いていきましょう。
厚めなものの、意外にも簡単に剥けるんです。
もしボコっとした部分が硬い場合は、先端だけ包丁で切り込みをいれてあげると、より簡単に剥けます。
ちなみに中の薄皮は、とても薄くて柔らかいのが特徴で、そのままパクっと食べられますよ^^
まとめ
今回は意外と知られていない不知火(デコポン)について詳しくご紹介してきました。
甘くなるのを待ちすぎて収穫の適切な時期を逃してしまうと、今度は苦味の強い不知火になってしまうそうです。
取れたてのものは酸味が強くても、時間を置いてあげることで甘みや香りが増すので、焦らずにゆっくり待ってみましょう!
また不知火は果汁も多いことから、ジュースにしても美味しい果物です。
ぜひ1度、試してみてください^^
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