お正月には、遠方に住む友人や知人には年賀状を使って挨拶をするのが一般的で、
いまでも大切な日本の文化として親しまれています。
そんな年賀状を書く際、より華やかにしたいと「宛名面に文字やイラストを書いてもいいの?」と疑問に思ったことがあるのではないでしょうか。
今回は
・年賀状の宛名面にメッセージはOK?書ける範囲は?
・年賀状の宛名面にイラストやシールはOK?
・宛名の横書きは失礼?半面にメッセージやイラストを書きたい場合は?
など、意外と知らない年賀状宛名面のマナーついて詳しくご紹介していきます。
年賀状の宛名面にメッセージを書いてもいい?書ける範囲は?
新年の挨拶やメッセージなど、書きたいことがたくさんあると裏面だけでは足りないことがありませんか?
そんな時、年賀状の宛名面にメッセージを書いてもいいのでしょうか。
結論からお伝えすると、宛名面にもメッセージを書くことはできます!
年賀状に限りませんが、基本的にハガキの宛名面にメッセージを書いても配達してもらえます。
しかし何でもいいわけではなく、ルールや範囲が決まっているので簡単にご紹介します。
ハガキ(縦向き)の下半分のみ・(横向き)の左半分のみ
基本的には縦向きであれば下半分のみ・横向きであれば左半分のみ、メッセージを書くことができます。
メッセージを宛名や住所には被せて書かない
誤配の原因となるので、宛名や住所が見づらくならないように注意します。
濃い色は使わない
宛名面に書くメッセージやイラストに使用するのは白や淡い色のみにしておきましょう。
濃い色は使用できません。
以上のように細かい指定はあるものの、宛名や住所が明確化できていれば、年賀状は配達してもらえます。
しかし基本的に宛名面は宛先を記入する場所なので、シンプルに仕上げるようにしてくださいね。
年賀状の宛名面にイラストやシールはOK?
年賀状の宛名面にはメッセージの他に、イラストを書いたりシールを貼ってもいいのでしょうか。
メッセージ同様のルールを守れば、イラストやシールもOKとされています!
ただシールなどの貼り過ぎでハガキ全体の重さが6gを越えてしまうと、送料の超過分を支払うことになります。
ハガキと添付物で6gを超えてしまうと、ハガキではなく封書扱いとなり、切手代も手紙(定形郵便物・定形外郵便物)の基本料金である84円が必要となります。
こんなときにキッチンスケールが一台あると投函する前に重さを計れるので便利ですね。
|
また住所や宛名に重なって見えなくなると、誤配や返送の原因となることも考えられます。
イラストの場合も、派手なデザインや色味にならないよう気を付けながら作成しましょう。
宛名の横書きは失礼?半面にメッセージやイラストを書きたい場合は?
一般的にハガキの宛名は縦書きが多いですよね。
ただデザインによっては横書きにしたいときもあると思います。
この宛名の横書きは、目上・上司・年配の方には失礼になると言われており、避けるのが無難です。
一方、家族や友人などの親しい相手であれば問題ありません。
ハガキは表面に向きを合わせるものなので、宛名を横書きするときは、両面とも横書きになるように仕上げてください。
また、半面にメッセージやイラストを書きたい場合は、ハガキの向きによって書ける範囲が変わります。
(縦向きでは下半分/横向きでは左半分に書くことができます。)
こちらも間違えてしまうと、相手に失礼になるので注意しましょう。
まとめ
年賀状は平安時代から続く日本の伝統文化です。
そのため、書き方・送り方には意外と多くのマナーがあります。
書く世代によって全く違ったデザインになることが多い年賀状ですが、書き方によっては失礼になることもあります。
特に、自分よりも年上の方に送る場合には注意が必要です!
基本を知り尊重しながらも、自分らしい素敵な年賀状を書いていけるといいですね。
コメント